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電車で行ける関東近郊の日帰り登山の魅力とは?
日々の忙しさや日常の喧騒から離れ、大自然のなかで心身ともにリフレッシュしたいと考えたとき、手軽にチャレンジできるのが「日帰り登山」です。山頂からの素晴らしい景色や、心地よい汗を流す時間は、日頃のストレスを吹き飛ばしてくれる最高の魅力を持っています。
特に「電車でアクセスできる山」を選ぶことには、多くのメリットがあります。車の運転による渋滞や疲労を心配する必要がなく、行き帰りの電車内でリラックスして過ごすことができます。また、登山口と下山口が異なる縦走ルートを自由に設定できるのも、電車利用ならではの大きな利点です。
関東近郊には、駅から登山口まで徒歩圏内であったり、駅から路線バスを使ってスムーズにアクセスできたりする魅力的な山々がたくさん存在します。この記事では、登山初心者からステップアップを目指す方まで楽しめる、電車で行けるおすすめの日帰り登山スポットを厳選してご紹介します。
【初心者向け】駅から歩いて登れるお手軽おすすめスポット
まずは、最寄り駅からそのまま歩いて登山道に入ることができる、アクセス抜群の山をご紹介します。バスの乗り換え時間を気にする必要がないため、マイペースに登山を楽しみたい方にぴったりです。
高尾山(東京都八王子市)|アクセス抜群の定番絶景スポット
京王線「高尾山口駅」から徒歩すぐの場所に位置する高尾山は、世界一の登山客数を誇る大人気の山です。標高599メートルと比較的低く、整備されたハイキングコースが豊富に用意されているため、初心者やファミリーでも安心して歩くことができます。
登りの途中でケーブルカーやリフトを利用することも可能で、体力に合わせてフレキシブルにルートを選べるのが魅力です。山頂の展望台からは関東平野が一望でき、空気が澄んだ日には雄大な富士山をくっきりと望むことができます。
参道沿いには歴史ある薬王院や名物のそば屋、団子店などが立ち並び、観光気分を味わいながら登山を楽しめるのも高尾山ならではのポイントです。
高水三山(東京都青梅市)|奥多摩の入門として最適な縦走コース
JR青梅線「軍畑(いくさばた)駅」からアプローチし、「御嶽(みたけ)駅」へ下山する「高水三山(たかみずさんざん)」は、高水山・岩茸石山・高水山(高水三山)を巡る人気の縦走コースです。
標高は700〜750メートルほどで、本格的な山道の雰囲気を味わいながら歩くことができます。コース内には適度な登り応えがあり、日帰り登山のステップアップとして絶好のトレーニングになります。
岩茸石山の山頂は眺望が開けており、広大な奥多摩の山並みを一望できる絶景が広がっています。行きと帰りで異なる駅を利用できる、電車登山のお手本のようなルートです。
【絶景重視】山頂からの眺望が素晴らしい関東の名峰
「せっかく登るなら、山頂で感動的な景色を見たい」という方におすすめの、絶景が自慢の山をご紹介します。青い海や雄大な連山など、疲れが一気に吹き飛ぶほどの素晴らしいパノラマが待っています。
大山(神奈川県伊勢原市)|相模湾と相模平野を見渡す大パノラマ
小田急線「伊勢原駅」から路線バスに乗り、ケーブルカーを組み合わせて登ることができる大山(標高1,252メートル)は、古くから大山詣りとして親しまれてきた歴史ある山です。
山頂にある阿夫利神社本社からの眺めは圧密の一言で、相模湾や江の島、遠くは伊豆大島まで見渡せる大パノラマが広がります。空気が澄んだ季節には、東京スカイツリーや都心の高層ビル群まで見渡すことができます。
登りの山道は階段が多く、心地よい運動感を味わえます。帰りは参道で名物の大山豆腐料理や大山コマなどの伝統工芸品を楽しむのもおすすめです。
筑波山(茨城県つくば市)|関東平野を一望する万葉の百名山
つくばエクスプレス「つくば駅」から直行バスでアクセスできる筑波山(標高877メートル)は、日本百名山の中で最も標高が低く、気軽にチャレンジできる名峰として知られています。
男体山と女体山の2つのピークからなり、ロープウェイやケーブルカーも整備されているため、体調や希望に応じて登り方を選べます。女体山頂からの景色は遮るものが何もなく、関東平野をどこまでも遠く見渡せる圧倒的な開放感を味わえます。
岩場を登るスリリングなコースもあり、本格的な登山の雰囲気を安全に楽しみたい方にも非常におすすめです。
鋸山(千葉県富津市)|スリル満点の地獄のぞきと東京湾の絶景
JR内房線「保田駅」または「浜金谷駅」から歩いてアプローチできる鋸山(標高329メートル)は、かつての採石場跡が創り出した独特の断崖絶壁と絶景が魅力の山です。
名物となっているのは、垂直に切り立った岩の先端から見下ろす「地獄のぞき」です。スリル満点のポイントからは、目の前に広がる東京湾や浦賀水道、富士山の美しい姿を一望できます。
山内には日本寺の巨大な大仏や千五百羅漢などの見どころも多く、歴史探索と絶景ハイキングを同時に満喫することができます。

【ちょっとステップアップ】歩き応えのある日帰りおすすめルート
基本的な登山口の歩き方に慣れてきて、「もう少し長く歩いてみたい」「本格的な達成感を味わいたい」という方におすすめのコースです。
金時山(神奈川県箱根町・静岡県小山町)|迫力満点の富士山を望む絶景ルート
箱根エリアに位置する金時山(標高1,212メートル)は、小田急線「箱根湯本駅」からバスでアクセスできる人気の山です。金太郎伝説ゆかりの山としても広く知られています。
山頂に到着すると、目の前を遮るものが何もない巨大で雄大な富士山の姿が飛び込んできます。その圧倒的な迫力と美しさは、登ってきた苦労を一瞬で忘れさせてくれるほどの感動を与えてくれます。
山頂には名物の茶屋があり、温かい名物うどんや汁物を味わいながら富士山を眺める至福の時間を過ごせます。
御前山(東京都奥多摩町)|奥多摩三山の一角を歩く本格コース
JR青梅線「奥多摩駅」からバスでアクセスする御前山(標高1,405メートル)は、美しい山容と豊かな自然が魅力の本格的な日帰り山です。春にはカタクリの花が咲き誇ることでも有名です。
急登が続く箇所もあり、登り応えは十分です。静かな樹林帯を抜け、山頂近くまで登ると素晴らしい奥多摩の深山美が広がり、しっかり歩ききったという大きな達成感を得ることができます。
下山後は奥多摩駅周辺の温泉施設に立ち寄り、登山の疲れをさっぱりと癒やして帰るのもおすすめの楽しみ方です。
電車で日帰り登山へ行く際のポイントと注意点
電車を利用した日帰り登山を安全に、そして快適に楽しむためには、事前準備といくつかの注意点を押さえておくことが大切です。
始発列車や早朝の移動を活用する
日帰り登山では「早回し」が基本ルールとなります。午後は天候が崩れやすく、日が落ちると山の中は急激に暗くなるため、夕方前には下山を完了できるよう計画を立てましょう。
電車の始発や早朝のダイヤを利用して、午前中の早い時間帯に登山口を出発できるようにスケジュールを調整するのが安全です。
帰りの電車の時刻表をあらかじめ確認する
特に地方の路線やバスを利用する場合、1本乗り遅れると次の便まで1時間以上待つことになるケースも珍しくありません。事前に往復の時刻表を確認し、余裕を持ったスケジュールで行動しましょう。
適切な装備と十分な防寒・水分補給
いくら日帰りの低山であっても、山歩きに適した靴(ハイキングシューズや登山靴)と、動きやすく乾きやすい服装を用意しましょう。標高が上がると気温が下がるため、羽織りものを1枚用意しておくと安心です。
また、こまめな水分補給や行動食の持参を忘れずに行い、体調管理に配慮しながら安全第一で楽しみましょう。
まとめ:週末は電車に乗って心癒やされる山旅へ
関東近郊には、電車とバスを利用するだけで気軽にアクセスできる素晴らしい山々が数多く揃っています。車を持っていなくても、思い立った週末にいつでも大自然へ飛び出すことができます。
絶景を眺めたり、清々しい空気を吸い込んだりしながら山を歩く時間は、日常のストレスをリセットし、新しいエネルギーを充電してくれます。
ぜひ次の休日には、お気に入りのコースを見つけて、電車で行く日帰り登山の旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。

